悩むことを積極的に中断したこと(と見た映画がよかった話)
朝、目が覚めてのこと。
いろんなことが頭を巡り、現実が進んでいないように感じ、ネガティブな考えばかり出てくる。
私は駄目だ。
全然進んでない。
何やってるんだろう。
結局何にもなってない。
ノートに書き出しても、抜け出す糸口は見つからない。
頭がいっぱいで動けない。
そこで、今日一日は、考えるのを中断することにしました。
いつもは、新しい事に挑戦するのをやめてしまわないよう、諦めないで!と自分に言っていたのですが、
「一旦諦めよう!」ということにしました。
何も進まなくてもOK。有意義な日にならなくてもOK。
それって少し勇気がいること。でも、何も困ることが起きるわけじゃないので、思い切ってそうする。
スッキリすることをしようと思い、パラグライダー?軽く登山?スキー?など思いつきましたが、
「今の自分にはちょっとしんどい。」と感じたので、もう少し身近なものをと考え、映画を見ることにしました。
しんどい時は、何かガラッと違うことをしないとと思いがちなのですが、
そういう時こそ、自分に無理なくできることをするのが大事かもしれません。
映画を思いついた時も、「大したことがないな。」と思ったのですが、
それは、大きなことをして一気に状況が良く変わる!と期待する思考からくるのかもしれません。
「旅をしたら、人生が好転する」とか。
今の自分にちょうどいいのは何か?、とちょっと感じて考えてみるといいのだと思います。
上映スケジュールを見て、これいいなという映画があったので(この気楽にいいなと思える感じが大事)、
その時間に合わせて出かけることにしました。
決めてから時間が経ってくると面倒にも感じたけれど、家にこもっていてはマズいと思い行きました。
準備している最中や歩いてる最中、何度も考え始めてしまいましたが、
都度自分にツッコみを入れました。「あ、だからー、今日は考えないの!」
それで、見た映画『グリーンブック』。
黒人の天才的なピアニストと用心棒に雇われた男の話。実話に基づいています。
すごく、良かったです。
ピアニスト役の男優さんは短期間でピアノをマスターしたそうで実際弾いているのですが、すばらしい演奏でした。生でこんな音楽聴いてみたい✨と思いました。
度重なる差別行為にも、彼は常に品位を保って振る舞っており、その姿も印象的でした。
映画館を後にすると、物語は終わりで現実に戻るのですが、
それでも考えることを休んだことで、すごく行き詰った状態から抜けることができました。
考えるのを止める、一旦リセットする、そこから離れて別の事をする、ということを実行した日でした。
(これまではこの選択はできなかったので、これも進歩だと思う。)