黒糖作り 大山おじい
先日訪ねた黒糖工場(大山自然果樹農園)さんで、黒糖作りを見せてもらえることになりました。
到着するとあま~い香りが。
伺ったのは昼前でしたが、皆さんは朝から作業されていた様子。
黒糖づくりでは、まずさとうきびを絞って汁を出しますが、私はその工程を見ることができず、搾り汁を火にかけて煮詰めるところから見させてもらいました。
[搾り汁。草色がかった茶色です。]
[搾り汁を窯に移して、石灰(サンゴ)を加え、火を焚きます。写真はアク取りをされています。アク取りの良否が出来の良し悪しに出るらしい。]
[煮詰まったものを撹拌機に移し、回すと固まってきます。]
[固まったものを平らな台の上に乗せて伸ばし、ザクザク小さい四角に切っていきます。写真はこて(と呼ぶのかわかりませんが)で伸ばしているところ。]
[出来たてホヤホヤの黒糖]
あったか~い。甘くておいしい。
本当に手作りでやってらっしゃるのだな~と分かります。
さとうきびの糖度が20以上ないと、このように煮詰まらず黒糖はできない。
だから黒糖を作る時期は限られているのです。(11月~6月くらい)
大手の年中市場に出さないといけないところでは、この糖度に加工をするためザラメを加えたり水あめを加えたりしているそうです。
こちらで作っているものは、純黒糖です。
そして印象深いのは、皆さん優しいこと。
火を焚いて煮詰めるのは職人さんがするような仕事と思えるのですが、
こちらの大山おじいはとても優しく腰が低くて、驚きました。
皆さん、ありがとうございました!